書評No.10 【プロジェクト・ヘイルメアリー】

今回は、会社仲間からお薦めされたSF作品のプロジェクト・ヘイルメアリーを読んでみました!

 

少し本の厚みが大きく、さらに上下巻あるということで、かなり読み応えのある本でした!

SF小説はこれまで読んだことがなかったので、かなり新鮮な気持ちで読むことができました。

 

漫画であれば、「宇宙兄弟」や「彼方のアストラ」など宇宙関連のものは見たことがあるんですけどねー、小説は無かったですね。

 

この記事の後半に、一応簡単なあらすじを書いていますが、個人的にはあらすじを見ずに、前情報抜きにして読むことをおすすめいたします。

 

それはなぜかと言いますと、先に展開を知ってしまうと、この本の醍醐味である、徐々に状況を把握していくという楽しみが奪われてしまうからです。

 

この物語は、主人公が真っ白な空間の中で目を覚まし、自分がなぜここにいるのか、なぜ意識を失っていたのか、という状況把握を読者とともに行なっていくところから始まります。

 

そのワクワク感と緊張感を奪ってしまうわけにはいきませんので、本の内容を記載するのはなるべく控えたいと思います。

 

ですので、いきなり感想から入りますが、少し長い物語なので根気は必要でしたが、自分も登場人物とともに困難を乗り越えるといった貴重な体験ができる一冊で、冒険の途中で起こる危機、出来事に驚かされるといったことの連続でした。

 

SFの中でもかなりぶっとんだ内容だな、と感じましたが、そのぶっ飛んだ物語を如何に現実に近づけていくかというところに、作者の努力が感じられました。多くの科学者に聞き込みを行ったんだろうな...と思いました。

 

また、何もわからない状態から、徐々に意識が覚醒し、記憶が戻っていき、目的を理解し始めるといった物語の構成もかなり斬新で面白かったです。SF作品は小難しい話も出てきますが、こちらの本は現実ではできない宇宙の冒険を主人公の目線に立って体験することができる貴重な一冊ですので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

 

ここから先は少しあらすじを書いていますが、自己責任で読んでいただくよう、お願いします🙏

 

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太陽にある微生物が住み着き、増殖を始めます。これにより、太陽はエネルギーを失ってゆき、人類は滅亡の危機に直面します。この危機に立ち向かうために人類が編み出した計画こそ、「プロジェクト・ヘイルメアリー」です。

ヘイルメアリーとは最後の希望という意味で、

太陽に住み着いた微生物は「アストロファージ」と名付けられます。人類が宇宙を観察した結果、太陽以外の恒星にもアストロファージは寄生しており、多くの恒星が活性を失っていました。そんな中で、一つだけアストロファージの寄生を免れている恒星「タウ・セチ」があることがわかり、人類はタウ・セチに識者数名を送り込む計画を立てます。タウ・セチには主人公である地球外生命体の研究を続けていたグレース博士はタウ・セチに人類を送り込む「プロジェクト・ヘイルメアリー」の一員となり、宇宙旅行の困難に立ち向かうのでした。

 

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