先日は、お笑い芸人キングコングの梶原さん(現在はカジサックとして活躍中)の本を読みましたが、その本の中でカジさんが「俺の相方の西野は本当にすごいやつなんです」
と何度も繰り返し書いていたので、西野さんはどのような考えを持っているのだろうと思い、西野さんの著書「革命のファンファーレ」を手に取りました。
↓カジサックさんの本はこちらで紹介していますので、ぜひご覧ください
私がこの本の中で興味を惹かれた内容は、以下の3つになります。
①完全分業制
②絵本の無料公開
③信用を得ること
①完全分業制
プペルを制作する上で工夫されたのが、この完全分業制だそうです。
絵本を制作する上では、下書きを担当する人、背景を担当する人、キャラクターをデザインする人など、役割を分けて作られていきますが、西野さんはこれらの役割をさらに分割し、デザイナーの方々の力を存分に発揮させたとのことです。
例えば、空だけを描く人、色塗りだけをする人、など各々の長所を生かせるようにしていったそうです。
②絵本の無料公開
西野さんは、ネット上で絵本を無料公開するという工夫をしています。
母親が子供に絵本を買ってあげる際には、必ず中身を確認します。そういう点では、無料で公開してしまった方が、中身を確認できて安心できるというわけですね。
もう一つ工夫がされていた点が、ネット上で公開されている絵本を縦スクロールのデザインにしたことです。絵本を読む上では不便になりますが、あえて不便にすることにより、絵本の購入を促すわけです。
西野さんは本の中で、ディズニーを一例として挙げており、あれだけサービスにこだわっているディズニーが待ち時間の長さを解決していないのは、あえて不便を感じさせることにより、アトラクションに乗った時の喜びが高まるようにするためだとかんがえています。
確かに、廉価版のサービスは無料で公開し、グレードアップする場合は有料というサービス形態は近年では当たり前になっていますよね。この本は5年程前のものですから、すごく先見の目があるのだなと感心しました。
③信用が大切
この本全体を通して、西野さんが信用を得ることが大切だということを繰り返し書かれていた気がします。信用を得るためには嘘をつかないことが大切であり、うそをつかないということは、自分の意思を明確に表明することだと書かれていました。
こちらの本、とても参考になることが多いのですが、中には一般的にはあまり好ましいとは言えない表現もありますので、非常にもったいないと私自身は感じました。価値観は人それぞれとは言いますが・・・。
5年前の本ですが、西野さん独自の斬新な考え方に出会うことのできる本ですので、ぜひ手に取って読んでみてください!!
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