個人評価 5/5
歌う生物学でお馴染みの、本川達雄さんの著書になります。生き物〜は円柱形〜♪はとても耳に残ります。
さて、レビューになりますが、前半は動物のサイズと心拍数の関係など、非常に楽しく読めました!しかし、中盤あたりはかなり難解だったように感じます。分かりやすく説明してくださっているのは伝わるのですが、公式が多いので、私にはちょっと難しかったですね。
最初の60ページあたりまでスラスラ読んでみるのも面白いと思います。
この本で面白いのは、生き物のサイズによって時間の流れ、稼働の速さ、体温の奪われ方などあらゆることが違ってくることですね。
本川さんの考察に、人間にとっても、サイズと思考が関わっているのではないかというものがあり、大変興味深く思いました!
本川さんは、最近はゲノム、DNAなどではなく、純粋な生物学を教える人が減ったとおっしゃいましたが、この本でその生物学のおもしろさに触れることができたと思います。
後半難しかったですが、前半はとっても楽しく読めたので星5つです!
最後にはイソギンチャクやウニの話も載っていますよ!