書評No.7【今を生きるカント倫理学】

個人評価 4/5

 

この本を読むと、徳の高い人になれるような

気がしてきます✨

 

カントの倫理学には、心の持ち方次第で、"誰もが"正しい行いができるという魅力があります!

 

自分が行なっている行動が正しいのか...

何が正しい行動なのだろうか...

 

人生の中でこのように迷うことがあると思いますが、そのヒントをカントとこの本からいただいたように思います。

 

一例として、カントの考え方の一つをご紹介します!

 

定言命法という考え方をご存知でしょうか?

これは、自分の行動を、世界中の人々が同じように行った場合に、世界は良い方に向かうか、悪い方向に向かうか考える方法です。

 

例えば、車椅子に乗っている年配の方がバスに乗るときにお手伝いをしたとします。

世界中の人が同じことを行った場合、間違いなく世の中は良くなっていくと思います。

 

あらゆる行動をこのようにして善悪の判断を

していくわけです。

 

この本には、このようにいろんな考え方が

載っていて、とても価値観が広がります😄

 

また、団塊の世代が平均寿命を迎えた現代では、身近に死を実感することが多くなり、哲学や宗教などスピリチュアルな知識が重要になってくると考えられるため、このような本を読んでおくのも大切かもしれません。

 

哲学とは、疑うことを意味し、物事を深く洞察する力が必要です。無思考にできることがAIに置き換わっていくことを考えても、考える力、哲学する力は大切になっていくのかもしれませんね。